学校へ向かう電車の中で、
携帯を開くとメールがきていた。
そういえば、
昨日、茜にメールを返すの忘れてたな…
思い出しながらメールを開く。
*******@・・・・・・
【初めまして!!茜に教えて貰ってメールしました。まゆっていいます。なんか茜が変なことお願いしちゃったみたいでごめんね】
あっ…
しまった…
茜に言われてた“まゆ”って子だ…
時間を確認してみると、
昨日の夜に送られてきたものだった。
やば…
俺からメールしなきゃいけなかったんじゃないか?
しかも、
初っぱなシカトしちゃったし…
と、とりあえずメール返さなきゃ…
慌ててメールを打つ。
【昨日寝ちゃってて今メール見たんだ、
ごめんね。俺はゆうたっていいます。
おれ、部活してるから夜しかメール出来ないんだけど平気?】
…少しして返事が届く。
【おはよう!メールはゆうた君が時間あるときで大丈夫。部活の邪魔にならないように気をつけるね。】
そのメールはちょうど学校に着いたと同時くらいだった。
すぐに部活の朝練に行かなきゃいけなかったから、
【夜、部活終わったら俺からメールするね】
と、だけ打って携帯を閉じた。