暫くして滝井さんが会社から出て来ると、待っていた横山とあたしを見た。 「どう言う事?」 ムッとした滝井さんに横山は、 「場所変えて、話しよ?」 そして三人で向かったのは、あのバー。 重いドアを開けてカウンターへと進んだ。 「話って?」 怖い顔の滝井さんは、あたしの顔を見詰めた。 「俺さぁ、滝井さんには悪いんだけど…、」