「さっきから話しかけてたのにィー。

無視されてんのかと思った!」


全然気付かなかった。
完璧に自分の世界でした。汗


て、ゆうか!

質問の答えになってないです!


「あの…私に何か用ですか?」

「ん〜?

なんか用ってゆうか、

今から俺と遊ばなぁい?♪」


「へ!?」

何なんだ、この人。

何なんだ、この軽さ。


絶対無理無理!


「前から目付けててさぁ〜、

いつも2人で帰ってるっしょ?


だから今日1人なの見つけて、
あッ!チャンスだ!

って思って♪」


「…?」



そう言って笑う笑顔は優しそうだけど、


いかにも遊んでそうな…



「あッ…私は遠慮します!

さようならッ!お元気で!」


゙お元気で゙は
さすがに自分でもおかしいことに気付き、

恥ずかしくなった。


でも1秒でも早くそこから立ち去ろうと、早足で逃げた。