「ごめんね!遅れちゃった!」


私は走って待ち合わせ場所へ向かう。


「大丈夫よ!

てゆうかすごい汗!」



景ちゃんが私を見て、ハンカチを差し出してくれる。



「ありがと〜…。」



私はそのハンカチで汗を拭く。


夏は、ちょっと走ったらすぐにこんなに汗かいちゃうし、すぐ息あがっちゃうし…

ちょっと苦手。



「確かに…すげ〜汗。…ぷ!」


私を見て笑って来た稜ちゃんの頭を叩いた。