桃の唇まであとちょっと…

という所で、俺の顔を桃の手が突き返す。


「何すんの。」


「だ、だって!人見てる!」


桃の指指す先には、たくさんの下校する生徒。


あ、やべ…
ここ、高校の前だった。




「じゃあ…

人が見てないとこならいいんだな?」


桃の唇を指でなぞりながら言う。

桃の目が泳ぐ。



「…続きは…また後な?」


わざと耳元で囁いた。


「…創平さんのエッチ!!」


「桃にそう言われんのは、慣れたわ。(笑)」