「なんか今みたいに扉開けてくれたり…
やっぱり王子様だな〜って。へへ。」



な、なに言ってんだ?

柄にもなく照れる俺。


てゆうか男なら普通の行動じゃね〜の?



はぁ〜…。

我慢できないっす。




「…桃。」


俺はハンドルに片手をついて、桃に迫る。




「だ、だめ!だめだめ!」