「あ、あの…私「今返事しなくてもいいから!」



言おうとした途端、
河合くんの声に遮られた。



「今じゃなくていいから!

もうちょっと考えて?俺に時間ちょうだい?」



あまりに必死な河合くんの表情に、私はただ頷くしかできなかった。



「ありがとう!

…じゃあまた明日な。」


「う、うん。バイバイ。」





河合くんは爽やかに手を振って去って行った。