「ねぇ、ちょっと手振って見て!」

「え〜?

気付いてくれないよ、絶対!」


「いいからいいから!」


渋々手を振ろうとする。

でも…その前に……、


「桃、あんたなにしてんの。」


「うん?

視線感じてこっちに気付いてくれるかなって。」




私はじーっと創平さんを見つめてみる。




…あ!


「そ、創平さん!」