「…ッん!ッふ…。」


長い長いキス。

結城さんに舌を絡められて息をするのもいっぱいいっぱい。



「…ゆ…きッさんッ…!」

「ん〜?」

「も…だめ…ッ!…ッん!」



結城さんの胸板を叩く。


でも、その腕を大きな手が掴む。


「桃から誘って来たんだろ?

…まだ離してやんない。」


「…ふぇ?…ッ!」




狭い車の中、


2人の甘い声だけが響いた。