「今日はどうしたんですか…?」


「ん〜?」


ハンドルに片手を置いて、
もう片方の手を私の座席の後ろに回す。


それだけで、

私は心臓がバクバク!



だって結城さんの手が私のすぐ側に…!



「いや、昨日一方的に電話を切ったのは桃だろ〜?

俺だって話したいことあったのに。」



あ、思い出しちゃった…

昨日……


「…桃?」