「あれ!!

結城さん!」


…えッ!!?

「ゆ、結城さん!??」


窓に張りついて、校門に目を懲らす。


そこには、

女子に囲まれたスーツ姿のステキな男性。




結城さんだぁ……!!



「桃!早くしなきゃ!」

「う、うん…!」


私は急いで鞄に荷物を積めて、校門へ向かう。