凛「真心?大丈夫?ぼーっとしてたけど。」

真「えっ?あ、うん。大丈夫。」

凛「そんなんで部活見学大丈夫なの?」

真「大丈夫。」

そう今私たちは部活見学に行こうと思ってるところなんだ。

凛は、バスケに入るらしい。
どうしようかな。私…。
まあ、体育館についてバスケ部の練習を見ていた。
ここの高校はもの凄く広くて、いろんな部活が合同でやっていた。
女子バスケ、男子バスケ、バレー、バドミントン…。

いろんな部活を見ながら、ぼーっとしていると凛が話しかけてきた。

凛「真心は陸上部にするの?」

真「帰宅にしよかな…。」

凛「陸上部から呼ばれてるんじゃないの?」

確かに真心が言う通り陸上部からお呼ばれしてる。中学では陸上部だったし意外と大会の成績はよくて、優勝も何度かしてる。だから名前は案外知れ渡ってる。
走るのは嫌いじゃない。でもなあ…。

凛「優のこと?」

真「うん…。」

実は優も同じ陸上部だった。
お互い、まあまあ速かったからね(笑)
毎日一緒に練習してた。
だから陸上部に入ると思い出して部活どころじゃないと思う。
だから入る気はない。

凛「優もどっかで陸上部入ってるかもよ?そしたら大会で会えるかもしれないじゃんか。」

真「優はきっと陸上部には入ってない。」

凛「何で?」

真「わかんないけど、きっと陸上部には入ってないはず。」

凛「そっか。」


「凛ちゃーん、練習混ざったら?」

凛「えっ?いいんですか?」

「いいよいいよ凛ちゃんなら大歓迎〜」

凛「じゃあ、行かせてもらいます!!」

凛「真心、ごめん行ってくるね。先帰ってていいよ。」

真「はい了解。頑張ってー。」

凛「じゃあねー」

今下から凛ちゃんと呼んだのは中学の時の女バスの先輩。凛も女子バスケでは有名な選手の一人なのだ。




















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