あの後、担任にありがとうございましたと言って職員室を出た。

あの後二人で教室に戻り、普通に授業を受けた。いや、正確に言えば普通じゃなかった。あんなことを聞いて手紙を渡されて、普通に授業を受けれる奴が居るだろうか。

授業も終わり、放課後になった。
帰りも凛は何も言わずに近くまで送ってくれた。私はありがとうと言い別れた。


家に着くとただいまも言わずに二階に上がると下から母親の声がした。
でもそんなの無視。優からの手紙を読まなきゃという気ばかりが焦っていた。

部屋に入り鍵を閉めて、カバンから、
手紙を取り出す。

読みたくない。でも読まなきゃ。
優は何でいなくなったのか。
読まなきゃわかんない。


封筒を開け2枚の紙を取り出し、
ふうっーと深呼吸をし1枚目の紙を開いた

















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