5分後、凛が自転車でやってきた。
泣き崩れている私を見つけると、
駆け寄ってきた。

凛がどうしたの?と聞いてきて、
泣きながら、今日あったことを全て話すと凛もひどく動揺していた。
でも、私が落ち着くまで側にいてくれ、
家まで送ってくれた。


その日、食欲も全くなく、
部屋でずっと泣いていた。

気付くともうすでに次の日の朝だった。
行く気にもなれなかったから、
ご飯も食べず、ベッドの上にいると、
凛から電話がかかってきた。

真「…もしもし」
凛「おはよ。真心、学校行くよ。」
真「ごめん。今日は行く気になれない。」
凛「何言ってんの。迎えに来てやってんの学校行かなきゃ何があったかわかんないでしょ!!早く行くよ。」

凛の家は私の家とは反対方向。
なのにわざわざ迎えに来てくれているのに断るのもひどいし、
凛が言う通り、学校に行けば何か分かるかもしれない。

でも、昨日泣いていたせいか目が腫れている。

いろんなことを考えていると、
凛「遅刻する!!!」
と叫ばれた。
私は行く決心をし、急いで制服に着替え、今行くと携帯に叫び、荷物を持ち、家を飛び出した。そして凛の自転車の荷台に乗せてもらい、学校に向かった。















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