「ねー壱?」
「ん?」
もぐもぐと食べながら返事をする。
「おいしい?」
「うん」
壱は、食べ物に関しては、嘘は言わない。それくらい、知ってる。
…でも、そっけない。
いつもよりなんか、そっけない気がする。
悲しくなってきた…壱は、あたしのこと、すきじゃないのかな…?
そんなあたしを気にせず、
「あ~! うまかった! ごちそうさまっ!」
と、笑顔で言う壱。
そんな壱にあたしもつられて笑顔になった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…