「いやこれ、やばくない?」
「燃えてんね」
二人してまじまじと見つめてしまったからか見られてる本人は凄く居ずらそうに顔をしかめる。
いやでもまじまじ見るって。
三原が連れて来た奴は着ている俺達と同じ制服を緩く着崩しスラッとした長身、俺よりデカいな
しかし言いたいのはそこじゃない、言いたいのはそいつの頭の色、鮮やかな灯火の様に赤い髪の毛。
「すげぇな、これ地毛?」
「だとよ、クロリックお前も髪の毛で面倒事が色々あっただろこいつの事色々フォローしてやれよ」
言うだけ言って三原はテストの採点があるから出てけと言い、俺ら三人は教室を追い出された。