だって、もう二度と会う事なんてないって思ってた…


それやのに、また会えたって事にビックリしまくり!!


挙げ句…目の前で呑気に珈琲なんか飲んでるんやで?しかも…ウチで。


不思議以外の何ものでもない。






いつも飲んでる、ただの安物の珈琲ですら極上の味に思えて来る…



“単純”



まさに、俺の事!!苦笑






『あっ、シャワー浴びる?出て左側やから、好きに使ってくれていいで!!』


「ありがとう!でも、着る服ない…。スウェットとか貸してもらえない?」


『ちょっと待ってて!』




そう言って立ち上がりクローゼットを開けると…

黒のスウェットを引っ張り出した。





『はい。これでいい?タオルは前に置いてあるから勝手に使って!!』


「何から何までスミマセン。借ります!!」






花が部屋から出て行き、少ししたら静かな部屋にシャワーの流れる音が響いて来た。




『はぁ―……。』






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