「あはは、すまん。そう言えば…自己紹介がまだだったね?僕は、成田 誠二。改めて宜しく!!光君。」
『な…りた…?』
どこかで聞いた様な―…
『あっ、』
空の携帯の中に沢山あった名前や!!
「…空の元上司なんだよ。」
『そうなんですか…。』
「それより…君は、本当に空とソックリだね?幻でも見てる気分だよ。」
そう言うと、「あはは」と乾いた事で笑い
悲しそうな顔で俺を見るから、少し切なくなった―…。
『それで…今日はどう言った用件で来たんですか?』
「君に言いたい事があってね。もっと早くに来るべきだったんだろうけど…。気持ちの整理がつくのに、半年以上もかかってしまったよ……。」
『あの……空は、向こうで楽しそうにしてましたか?』
「あははっ。君たちは、2人揃って似た様な事を言うんだね?羨ましいよ。君が…」
『はぁ……。』
良く意味が分からないって顔をしていると、再び言葉を繋げた。
「どこから話そうか―……」
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