――酒とセックスに溺れるだけの毎日。



喘ぐ花の唇を、手の平で押さえて

『声…出すな。』なんて、無理やり黙らせ…

普通なら、有り得ないくらいの事もしたし、言ったりもした…。



それでも尚、出て行こうとしない花に

イライラと優越感を覚えて行ったんや――。





やけど…こんな生活を送り、3ヶ月近く経った頃…

ついに、終わりを迎える―…。





日に日に、やつれて行く花に

僅かながら、人としての罪悪感を感じ…



そんな罪悪感から逃げ出したくて

酷い事を言った。




『いい加減うざい。ほんまに出て行ってくれへん?最初から好きじゃなかったし。』


「えっ、」


『だーかーらー、出てけって!!お前にも飽きた。』


「…………。」


『お前ん家に、荷物送ってやるから、今すぐ出てって?』




ここまで言うと、少し間が空いた後

スッと腰を上げ…鞄を手に、玄関の方に歩いて行った




『あっ、カギ置いてってな?』


「はい…」



鞄の中からカギを取り出して、手渡しして来た。



「ねぇ?」





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