手続きやら、する事が色々あって
ようやく、落ち着いた頃には
辺りは暗くなり、夜が更け始めていた。
久しぶりに帰って来た“我が家”…
まさか、こんな形で帰って来るなんて
思ってもみなかった―…。
『空…お帰り。やっと、帰って来れたよ…?』
冷たくなった、空の頬を撫でると
思い知らされるんや。
[空は死んだんだ…]って。
俺のせいや―…。
俺のせいで、空は死んだんだ。
中途半端に逢おうとしたから…
最後まで、無意味な意地を張り通して
『逢わない』って言えば…
そうすれば、空は死ななかったんや―…。
――…
―――……
時計の針が0時を過ぎた頃
みんな、自分の部屋に戻って行き
相変わらず、空の側から離れられない俺……。
『1人じゃ…寂しいもんな…?』
ほんまは、俺が寂しいだけ。
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