「番号変わってなくて良かった〜！！ヒヤヒヤしたしっ！！」
変えてないんじゃなくて
変えれなかったんや。ずっと―…。
機種が変わっても、待受が変わっても
番号だけは、変えれなかったんや。
「光？聞いてる…？」
『あぁ、ゴメン…ビックリして…』
「そっか。あのね…、遠回しに言うの嫌やからハッキリ言うね！！光に逢いたい。大丈夫な話があるの！！」
大丈夫な話…？
――…
―――……
[次の休みいつ？逢いに行くから――。]
空はさ、俺の事…
姉弟って思える様になったんやな―…。
それなら俺も、逃げるの止めにするよ。
『来週の日曜！』
「分かった。朝一で行くから、大阪ついたら電話する！！」
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