「お疲れ様です」



アフレコが終わり、それぞれ帰宅する人。飲みに行く人に別れる。



俺とKさんは、今日は、帰宅組だった。


Kさんは、童顔みたいで、良く居酒屋に行く度に何かを言われてたらしい。



俺よりも、断然年上なはずなのに。



俺と並ぶと、周りは、多分俺のが年上に見られるのは間違いないだろう。



笑顔が、素敵とかって良く噂で聞いている。
声も、少年からオカマから、二重人格まで幅広い。



低い声は、さらに魅力的らしいが、男の俺には、分からない。



憧れは、持つもののそれ以上は何も思わない。



「Kさんは、行かないんですか?」



「俺?パス!昨日も○さんと飲みに行っちゃったし!」



Kさんは、テンションが高い。イベントでも、良くアドリブばかりして、面白い人だった。



「○さんとですか?」


「そう、他に、○ちんも居たし」



○さんと○ちんは、Kさんと一緒にユニットを組んでいる。他に、後二人ぐらい居たと思う。