「んっとね~
まずはキーパー作ろうかな」



里沙さんに連れられて
すぐ裏にある水道で
キーパーを作る





12㍑も入るキーパーに
お茶パックを入れ
水をたす



手慣れた手つきで
里沙さんが
キーパーを作っていると








「アップ行くぞアップー!」




ひときわ大きな
1人分の声





「よーしっ!」





それを何倍も上回る
すごく大きな声





アップが始まったみたいだ



「唯ちゃん、一緒に
持って行ってくれる?」




「は、はい!」




って…重っ!!!
なにこの重さ!

めちゃくちゃ重いんですけど!