貴方がふと、立ち止まった。







『俺さ、お前が居ないとだめなんだ。』





『うん………。』





『お前が俺を忘れられたとしても、俺はきっと忘れられないと思うんだ。』








『うん………。』









私は“うん”としかいえなかった。


何か言うと、
“行かないで”って言ってしまいそうで。






『私はずっと貴方の帰りを待ってるよ。』













貴方は驚いていた。













私も同じ気持ちなんだ…。