「ごめんっ・・・・ごめんね?」
「あ、あの・・・?」
私に声をかけてきたのは...
20代前半くらいのお姉さん。
「・・・あ、ごめん。紹介が遅れたね。あたしは、担任の愛美。松田愛美」
「えぇぇぇっ・・・。担任...?」
・・・、うそー。
若すぎる。
しかも美人・・・。
「あ、私は」
「早瀬春ちゃんだよね?」
「え・・・。あ、はい」
「ごめんねー。この学校広いじゃん?迷っちゃうかと思って・・・。朝早く来て、案内しようかと思ったら」
「?」
愛美先生は、
ハンカチで汗を拭いてまた喋りだす。
「寝坊しちゃって・・・」
「ぷ・・・」
思わず、笑ってしまった。