「とりあえず、逃げんなよ」

「・・・はぁ・・・」



命令口調・・・。
怖いよ・・・。




「・・・あ、あの。職員室知りませんか?」


恐る恐る聞いてみる。


「・・・連れてってやるよ」





・・・、優しい人じゃん。
私は、ぎゅっと、男の人の手を握る。
いい人だって、安心したから。





「/////////?!、な・・、何だよ!!」





男の人は顔真っ赤にして、
私の手を振り払う。



「あ、ごめんなさい。綺麗な手だなと思って」

「・・・勝手に触んなよ」

「え・・・?・・・あ、すみません・・・」



「触んな。」
胸にぐさっと、刺さる。








「お前、また・・・」