「紺野は本当はいい奴だって・・、皆わかってると思う」

「そうだよ。春が惚れるくらいだしね!」

「愛美チャンなんかに負けんな!!!」





・・・、皆。


何でそんなに応援してくれるの・・・?




「私、皆と友達になれて・・・本当によかった」

「え・・・?」

「私、内気だしトロいし・・・いいところなんて無いのに。皆が話しかけてくれたから・・・」

「そんなことない。・・・春はいいところばっかだよ?」





・・・、私弱いよ?
いいところなんて、無いと思ってた。


皆は優しいね。



また涙が滲む。
頬がヒリヒリしていた。




「もー、泣くなって!」

「春は笑った方が可愛いもんね!」

「そうだよ!」



また泣かせて・・・。

でも、心が晴れたような気がした。