しかも、先輩と挨拶交わしたり、話したりできるかもしれないのに…。
「…洋子?聞いてんの?」
そんな妄想を繰り広げていると、巧の声で一気に現実に引き戻された。
「…聞いてる」
聞いてないけど。
「じゃあマジいいの!?」
“いいの!?”って何が?
巧は超笑顔であたしの肩を掴んでいた。
「俺、嫌なところ全部直すし、洋子が好きなそいつより絶対いい男になるからさ、これからも俺と付き合ってよ」
いつの間に、そこま話進んでるの!?
ていうかあたし、先輩のこと好きだから無理だって
…言ったじゃん。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…