今日も素敵



「たーくーみー! 俺様が呼んでんだろー?早く来いってばー」


巧は舌打ちをして、溜め息を吐いた。


「おーい!巧てめぇ、ダルそうな顔してんじゃねえよー。先輩に対して失礼だろぉー?」


眩し過ぎるその笑顔


風に揺れる栗色の髪



「……洋子、あとでメールするから」

「あ……うん……」


巧の声も頭に入ってこないくらい、あたしの頭の中はハートマークでいっぱいだった。


どうしよう

…超格好良い!