「 ふざけないで!! そんなの、ただ強がってるだけじゃない。
やめてよ!!。」
私は耐え切れず言った。
そんな最低なあなたに聡先生が好きになると思う?
そんなの、ただの馬鹿よ。
こっちに歩いてきた。耳元で言った。
「首になった先生は、聡先生に関わる人を凄く憎んでいた。あんたの事もね。
ずるいわ。あんたはいつも聡先生に
助けられて。私だって助けて貰いたいし。
聡先生は私を疑うように見ていた。
あんたの事、いつも見ていた。
悔しかった。あんたの父ちゃんと母ちゃん
すばらしい人らしくてね、
うちのお父さん、憎んでたよ。」
高子の後ろに 2人の先生が立っていた。
「聡先生〜!!久しぶり!会いたかったの。球技大会の時も、この子の所ばかり行ってさ、わたし話したかったのにさ。」
急に良い子ぶってる高子。
もう遅いよ。
みんな高子を睨んでいた。