真奈は教卓に提出した 自分の目標用紙を
持ってきて、私に見せた。
私は始め、どこに書いてあるのか分からなかった。
よーく見たら…紙の端っこに 1ミリ位の大きさで両思いって書かれていた。
「これ、言われないと気付かないかも。
よくこんな小さい字で書けるね。」
「 こんな紙に書かないで、もっと立派な紙に書かなきゃね。」
真奈はそう言って消しゴムで消した。
今までの思い出話をして笑いながら
真奈と話していた。
クラスは、にぎやかになっていた
「ちょっと!! あんたら、休み時間だからってうるさすぎんだよ!!」
隣のクラスで高と同じクラスの、高子さん…だっけ?
校則破りまくりの、ある意味天才少女。
高子さんが、いつも誰かに文句を言うのは、この約2年間と少し、聞くのは みんな仕方ないと思っていた。
変わった女の子だ。