−ドン!!!
机を蹴りだす音がした。
高!!!!
「空の何が悪いって言いたいんだよ!
こいつは一つも何も悪くねえから!
空が言われるんだったら、俺だって同じ立場だ。だけど、俺も空も今までもずっと、目立ちたくてやってきたんじゃねえ。
俺にはサッカーの夢。
空には陸上の夢があるんだよ。
ボールを追い掛ける事が好きで
走る事が好きだから
ふざけんな!空!お前、こいつの言う事
気にするな!」
他の生徒も その先生に文句を言い始めた。
うるさくなりはじめて、静かにするように言っても聞かなかった。
「どうしたんだ!!お前ら、誰か倒れたのか!!!!」
来たのは聡先生だった。