俺は慌てて 鷹也の口を押さえた
「 しーっ!! 誰が聞いてるか分からな
いんだぞ? 」
「ははは。 『あの子』位で誰だかなんて
分からないって!!」
高校の友達は一生もんだよな。
ここが学校だって事、忘れちゃうよ。
「 だって年も随分離れてるし、 彼氏いそうだろ?」 小声で鷹也の耳元で言った。
「 一目惚れしたんだろ? 」
そう言われ、俺は我慢出来ず にやにやしていた。
鷹也は俺の引き出しから何かを見つけたみたいだった。
「 何?この小物。 俺 ドキっとしたよ。
しかも お前の名前が書いてあんじゃん。
…ん?!?! お前これ...あの子からの.!!」