私はゆっくり立ち上がった。
左足が動かず、引きずる。
泣きながら歩いた。
「頑張れー!!!!」
「あと少しだよ!!」
「空ー!ラストだあ!!」
スタンドから
歓声が聞こえてきた。
ゴールには、顧問の先生とお父さん お母さん お兄ちゃん が見えた。
ゴールラインに足をつけた
お母さんお父さんに背中をさすられて
歩いてる時に
体の力が抜けて
倒れそうになった時
誰か温かく 抱きしめてくれた
誰かはわからないけれど
凄くこの痛みを和らげてくれるような…
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