「実はな…あの日 俺の誕生日だったんだ。 真奈の前で言うと、みんなに言いそうだから…。」 そうだったんだ! そう言えば先生は、生徒誰にもに誕生日を 教えてくれないと、文句を言う生徒が いたらしい。 『彼女や家族や友達に祝ってもらえれば 十分幸せだ。』って言ってたんだって。 嬉しいよ? 先生の横顔は 嬉しそうにニコニコしていた。 だって その「友達や家族や彼女」に 私が入ってると思えば嬉しくて…