美瑠『それに最近、帰って来る、の遅い…の。』



一也「そっか。」



美瑠『私…恐いの…。恐いの…恐くて……恐くて……』



一也「大丈夫だから、全部話してみろ」



黒崎君は、さらに涙が溢れ出す私の頭を優しくそっと撫でてくれた。



美瑠『私…中学生の時も、ね……大好きで、すっごい信じてた私の初恋の人でもあり、初の彼氏に2股かけられて……‘お前とは始めから、遊びだったから’……って裏切られてて…。その時は死んぢゃいたいくらいショックで…』



美瑠『それから男の子が苦手だったんだけど……高校入って翔に出会って…私の過去の話を真剣に聞いてくれて‘俺は絶対に裏切らない’って、約束してくれた…。だから、私は信じたの。その言葉を信じたの。』