私の隣に座ってきたのは黒崎君だった。
一也「こんな時間に何やってんの?」
無口な黒崎君が話し掛けてきたことに少し驚いた。
美瑠『今、黒崎君から喋ったね?』
やっぱり声に力が入らない。
だからその分、ニッコリ笑いかけた。
一也「俺から喋っちゃイケねぇの?」
美瑠『ううん…珍しいな~って思ったから』
一也「で、ココで何やってんの?」
…何やってんのって言われても…。
素直に言えるわけないぢゃん。
大体、私が誰かと付き合ってるなんて知るはずないんだから…。
…でも…いつかは、
この私と翔が付き合ってるなんて秘密もなくなっちゃうのかな?
もしかしたらの話だとしても、そう思うと胸が締め付けられちゃうよ…。
一也「なにがあった?」