「ですが、翔様がこちらをと…」
美瑠『翔が!?てかてか、待ったーーー!!肝心なこと聞いてないってば!!』
「何でしょうか?お嬢様。」
美瑠『あなた達は一体誰?』
誰なのよ。
てか、私も今更、聞いてるし。
「私達は、渉(わたる)様のお宅のメイドで御座います。」
美瑠『渉って誰?』
やっぱりメイドサンだったんだ。
でも、渉様ってどなた?
「渉様は翔様の、お父上で御座います。つまり、滝川ホテル社長で御座います。」
美瑠『ぢゃあ、何でいんのよ。』
渉様のメイドなら、ここにいる必要無いぢゃない。
「翔様が旅行に行かれる間のみ、渉様の御命令で翔様のもとに期間限定で派遣されました。」
美瑠『ふ~ん。』
まぁ、少しは納得?
…って納得なんてしてなーーーい!!
でも、また質問すると長くなりそうだから。
美瑠『そういえば、何でこのドレスなの!?』