美瑠『!、起きてたのッ!?』
私の反応を見て楽しんでたわけ!?
翔「美瑠の視線がすごかったから起きたけど?」
美瑠『あっそ。』
そんな言い方しなくたっていいぢゃないの。
翔「ここまで運んでくれた人に、そんな事言っていいと思ってんのかな?」
美瑠『?』
何の事を言ってんの?
翔「機内でぐっすり寝ていた美瑠チャンをお姫様抱っこでここまでお連れいたしましたけど?」
美瑠『あっ、…ってお姫様抱っこぉぉぉぉぉぉ!?』
はっ恥ずかしっ。
翔「ぁあ。お姫様抱っこでな。でも、莉奈と遥華もアイツ等にお姫様抱っこして連れてかれたぜ?」
美瑠『ふっ、ふぅ~ん…。』
私だけぢゃなくて、ちょっと安心。
翔「もう、夜だぜ?
飯食いに行こ。」
美瑠『よっ夜ッ!?』
翔「ぁあ。あと、そこの部屋に行って。」
翔が、この部屋の開いたドアの隙間から見える扉を指差す。