翌日


今日は日曜日だった。
でもあたしには仕事があったので行かなきゃいけなくなってしまった。





「聖……。」


「またこいよ。
絵、見せるしな!!」


「うん。」




あたし達はこの温かい温もりを忘れないように、抱き締め合っていた。









……でも、まさかそれを見ている人がいたなんて…。

近くの角で唇を
「ギリッ」と噛んでいた人の存在をあたし達はまるで知らなかった。