「グスッ…… 柚莉ありがと……。」 ちょっと涙がおさまったあたしは柚莉にお礼を言った。 「そうだ、美雨。 これ、緑おばちゃんから預かったの」 柚莉が取り出したのはちょっとクシャッとなった封筒と小さな箱……。 あたしは封筒から手紙を取り出した。