『・・──』

「!」


やっぱり!

どこどこ!?
どこから聞こえてんの!?

『ワ・・──』


あっちだ!


ダッ


人のものかも分からないその“声”を頼りに、わたしは走り続けた。

その先に何が待っているのかも知らないで・・・