俺は、涙を拭って、自分が書いた手紙と、ミサンガを持って、1番星が見えるところまで行った。


地面に穴を掘って、手紙とミサンガを埋めた。


そして、ただ一言、


「またいつか」


それだけを呟いて、家に帰った。



奈々とは織り姫と彦星のように、1年に1回会えるわけじゃないけど、何十年後、再び会えたときは、もう二度と離さないからね。


だから、


『またいつか』