「今日はどこに行くの??」








「ちゃ-んと計画済みです。」









俺は得意気に親指をたててみせた。
運転中だったから、隣の奈々の顔は見れなかったが、多分笑っていたような気がする。












「今日は弘樹くんにおまかせするね。」










「おうっ!!!任せとけっ!!」







俺が横を向いて、ニッと笑ってみせると、奈々は、
前っ、前っ!!と慌てて、俺の顔を前に向けた。







そのあとに、2人で声をあげて笑っていた。













俺はときおり、ポケットの膨らみに触れては、早く日が暮れることを願った。