「ン…、」

夜。
ベッドの上で、いじる。
通販なんて便利なものがあるから、これを手に入れるのは簡単だった。
振動するそれを気持ちいいところに当てる。それだけ。

「…っ、…ぃ…」

右隣は弟、左隣は兄の部屋。
三兄弟の真ん中に生まれた所為で、男2人に挟まれたこの部屋。
家族のいやらしい声を聞いて興奮なんてしないだろうけど、聞かれる訳にはいかないから歯を食いしばって声を押し殺す。
必死で我慢をしても、スイッチを切らない限りは振動が続く。
嫌でも勝手に声が出そうになる。

「あ、…、く…ンン…ッ」

小さなそこを犯され続けて、すぐにイってしまった。
スイッチを切ってもまだ身体中に電流が走ってるような感覚がして、びく、びく、と全身が震えた。
溶け出したそれがパンツを濡らして、少し心地が悪い。
でも、気持ちよかった。

オナニーなんて、毎晩してる。
彼氏なんかいなくたって、満足出来る術を知ってる。
でも、ゆめには内緒。

私は彼氏なんかいらない。