何と言うか…
ふにゃん、って感じな笑顔を俺に向けてくるレイ。
洒落にならないくらい可愛い。
「……すばるぅ…一緒に寝よぉ」
完璧に寝ぼけてやがる…。
俺も俺で
少しでも気を抜くと、何の躊躇いもなく布団に入ってしまいそうで嫌だ。
「……レイ、起きろ」
「…いやぁ。一緒に寝るのぉ…」
冗談じゃ済まなくなりそうだ…。
「頼むから起きてくれ」
「スバルが一緒に寝てくれたら、いいよ?」
「意味ねぇじゃねぇか!」
しかも何の交換条件だ!
「スバル…レイが嫌いなの…?」
あぁ、もう。
これだから寝起きのコイツは苦手なんだ。
「わかったよ」
俺は渋々レイの布団に入った。
「やったぁ!スバル大好きっ」
レイは布団の中で俺に抱き着いて来た。
ついでに(?)体をまさぐられた。
「おいコラ、どこ触ってんだ」
「……ふにゃぁ…」
早くもまどろみ始めたレイ。
端から見たら完璧に男同士のカップルがいちゃついてる光景だろう。
「…勘弁してくれ」
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