「クウ〜??ソラく〜ん??」
玄関の外から可愛らしい声が聞こえた。
可愛らしい声の正体は私の幼馴染みで親友の『海』
本当に女の子★って感じの仔なんだッッ!!
私??私の名前は『空』漢字でソラって書いて「クウ」って読むんだ★!!
そして、私には双子のお兄ちゃんがいるんだ★!!
お兄ちゃんの名前は『空』ソラって読むんだ♪!!
漢字が一緒なの!!
漢字が一緒なだけに性格も一緒お馬鹿な2人なんだ

「クウ〜??ソラく〜ん??」
また海の呼ぶ声がした。
「しゃ〜ね〜な」そう言ってソラがイスから立ち上がった。「クウ、行くぞ!!」ソラはそう言って鞄を手にして玄関に歩き出した。
『ちょっと〜まだ朝ごはん食べてないんですけど』私はそんなソラを追いかけながらそう言った。
しかし、ソラは無視。
1人で靴を履くと「行ってきま〜す」と家を出ていってしまった。『ちょっ…
ソラ〜もぅ!!お母さ〜ん ソラになんか言ってよ』私は靴を履きながらお母さんに言った。
「ハイハイ」お母さんは面倒くさそうに返事をした。
『もう』私は立ち上がると『行ってきます』とちょっと不機嫌な声でそう行ってから家を出た。
「もう!!クウ遅い!!」
海は呆れた顔をして私にそう言った。…ハァー…。
私は深くため息をつくと
笑顔で『ゴメン食べるの遅いから』と言った。
海はそっか。と言って笑った。ソラは「クウは本当に食べるの遅いよな」と笑いながら言った。『何それソラだってぅちと同じで食べるの遅いくせに』そう言って私はソラを殴った。そんな言い合いをしながら3人で学校に行った。

「じゃあな!!」学校に着くとソラと海は私にそう言って教室に行く。『じゃあね』私は誰もいない場所に向かってそう言ってまたため息をついた。「おはよ〜★クウ?どした??」後ろから優しい声がした。私が後ろを振り向くと大好きな南実がいた。『南実〜』私はそう言って南実に抱きついた。南実は私の大親友で何でも相談できる大好きな友達なんだ!!★私は南実と同じクラスだから教室まで一緒に行った。教室についても私は南実とズット喋りっぱなし。ソラが教室に来てても気づかなかった。