――ポンッ――





『っ!!』



頭に軽い衝撃を感じハッとして我に帰ると、心配そうな顔をしてあたしの頭に手を乗せているラビとルビーがあたしを見ていた。





「大丈夫??アリス…。」

「………。」

『…………あたし…』

「急に立ち止まって思い詰めた表情で固まってたからビックリしたよ。」

『………。』



無意識に立ち止まってたんだ。


全然気付かなかった。



「…分かんねぇことに悩んでたって仕方ねぇだろ。分かんねぇならこれから知っていけば良い話だ。」

「それに今は敵わないとしても、これからもっと強くなって勝てば良い。そんなに心配しないでよ。アリスには俺達がついてるじゃん??」

『ラビ……ルビー……』



2人だってさっきのこと凄く悔しかったハズなのに…


それでも前を向いて頑張ろうとしているんだ…!!