「折角全てを君に託したというのに…今の君を見たら“あの人達”はどう思うだろうね??」



“あの人達”――…??



「まぁ、今の君にこんな話をしても無駄か。僕のことを止めたかったら記憶と力を取り戻して、もっと強くなってから僕のところへ来てみなよ。…所詮“あの人達”は僕達には敵わないってことをそれではっきりさせてあげよう。」



話が全然見えない…


あたしに何の関係があるっていうの?!



「――長かったあの戦いに、次こそ終止符を打とうじゃないか…



アリス=ミスティック…!!!!」



そういったライトの身体に光が帯びていく。



「てめっ…待て――」

「じゃあまたね。僕に会うまで死なないでね。」



ライトは急に強い光を発したかと思うと、その光と共に姿を消した。





あたしは膝がガクガクして、崩れ落ちてしまった。