「あ、そうそう。“光宝”は僕にはやっぱり必要ないからもう手を出さないでおいてあげるよ。」

「やっぱりてめぇの仕業か…!!」

「何が目的だ?!」

「…それはもちろん、君達がやろうとしていることと逆のことだろうねぇ。」



ライトはそう言うと一瞬冷笑を浮かべる。





――ゾクッ…――





駄目だ…


ワンダーランドが危ない…


この人…本気だ…!!





「ここで君達を消しておくのは簡単だけど、それじゃ面白くないんだよね〜。」



ライトはうーん、とわざとらしく考えるような素振りを見せる。



「もっと僕を楽しませてくれるくらい強くなったら、また会おう。今日は挨拶ってことでね。それまで腕を上げておいてよ??――アリス、君もね。」

『っ……!!』

「…喋ることすらできない、か。今の君は本当に弱いね、アリス=ミスティック。がっかりだなぁ…全く張り合いがないよ。」



悔しい…!!


何も言い返せない…!!!!